一般的に肩こりとは「肩が重苦しく、こわばった様な不快感」で肩の筋肉が疲労して過度に緊張した状態です。
こんな状態になってしまう原因のほとんどはズバリ不良姿勢です。
人間の頭の重たさはなんと体重の約8分の1もあります。(60kgの人で7.5kg)これはボウリングの球の重たさに相当すると言われています。この頭を首や肩周辺にある筋肉で支えているのですが、デスクワークや勉強などで姿勢が丸くなると中心軸に対して頭が前に突き出た姿勢となります。この状態は首や肩の筋肉にとっては非常に負担が大きく、肩こりの原因となります。
イメージしにくい方は何か重たい物を「体幹に近い所で持つ」と「できるだけ離して手だけで持つ」の両方を試してみて下さい。「体幹からできるだけ離してで持つ」の方が腕が非常に疲れますよね?つまり支えている対象物が体幹(中心軸)から離れれば離れるほど支えている筋肉には負担が増えることになるのです。疲労した筋肉は血流が著しく悪くなるのでどんどん固まっていくのです。
また肩の筋肉は腕を繋ぎとめて肩関節で動作を行う支点となっている為、この肩の筋肉が固まってくると肩関節の動作不全を起こし、いわゆる五十肩の様な症状に移行していくのです。