昨今、パソコンやスマートフォンやタブレットなどの普及により物凄く生活が豊かになりました。しかしその裏であるお身体のお悩みが比例して増え続けているのはご存知ですか?
パソコンやスマートフォンの画面を見ている時の姿勢は背中が丸まり少し頭が前に倒れている様な姿勢となっていることが多いです。この姿勢が続くと頭を支えている首の筋肉が緊張して硬くなり、頭痛や頭重感をきたしたり、目のピントを合わせる毛様体筋という筋肉が疲労して眼精疲労や視力の低下を招くのです。
さらに頭痛にはいくつかタイプがあることも知っておかなければなりません。
症状と原因で見る慢性頭痛の3つのタイプ
1.緊張型頭痛
日常生活での不良姿勢が原因になることが最も多いタイプの頭痛。背中が丸くなり前に倒れている頭を支えようと頑張っている首の筋肉の緊張がそのまま後頭部や頭全体に伝わり、締め付けられる様な頭痛をきたします。
2.偏頭痛
急激な血管の拡張に伴い、血管のすぐ際を通る神経を刺激してしまいズキンズキンと頭痛を感じます。急激な血管の拡張を起こす原因は複数ありますが、基本的にはセロトニンという物質が体内で放出された際に合わせて引き起こされることが多いのです。日常生活で例えるなら、ストレスを受けている状況から解放された時、暗所から明るい所に出て急に目に刺激が加わった時、雨が降る前など気圧が下がっていく時などがあげられます。また、女性ホルモンの分泌とセロトニンの分泌が関連していることもあってか、女性は生理の前などに偏頭痛を起こすことが多いです。さらに偏頭痛は頭痛や生理痛に悩まされている方がよく服用する鎮痛剤の使用により引き起こされる場合があることをご存知でしょうか。これを薬物乱用頭痛と呼ぶのですが、鎮痛剤を継続的または頻回にわたって服用した際に偏頭痛が引き起こしやすくなってしまいます。どうしても辛いときには頼りになるのが鎮痛剤です。服用することをダメだとは言いませんが、身体のことを考えると、やはり頭痛そのものを改善をしていくことが重要です。
3.群発性頭痛
片側の目の奥あたりに耐え難い強烈な頭痛を引き起こします。
原因としてハッキリしているのは飲酒です。群発性と言うだけに、ある一定の期間に集中して頭痛が現れます。その他、喫煙や気圧の急激な変化も群発性頭痛を誘発する原因と言われています。メカニズムとしては他の頭痛と比べてハッキリ解明されていない所もあるのですが、基本的には偏頭痛と似て血管の拡張が主な原因となっています。