代表的なスポーツ障害と言えば、オスグット、足首の捻挫、シンスプリント、ジャンパー膝、腸脛靭帯炎など様々あり、私もこれまで沢山のスポーツ障害を抱えた方を診てきました。「サッカークラブに所属していてオスグットで膝が痛くて練習できない。」「バレー部でブロックの着地時に足首を捻挫して歩くのもままならない。」親御さんも心配そうにされていましたが、やっぱり一番辛いのは練習に参加できなくて不安でいっぱいの子供さんです。スポーツ障害を治す上で最も大切なことは、その場だけで痛みを緩和するのではなく、また同じ所を痛めて怪我に泣くことがない様に未来を見据えた治療をすることです。その為にまずスポーツ障害になりやすくなる原因を知りましょう!
ズバリお子さんがスポーツ障害を抱えてしまう原因が2つあります。
1つ目は外的要因と言いますが、そのスポーツ特有の動きや姿勢による偏った負担の掛かり方です。いつも同じ部位に負担が掛かる為、どうしてもその部位を痛めやすくなります。
しかしこれはスポーツによっては仕方がないところがあります。
大事なのは2つ目の内的要因です。
「筋肉量や柔軟性のバランスの崩れ」「骨格が歪むことによって生じる運動軸のズレ」この様な身体的な要因を内的要因と言います。この内的要因が改善されていないと高確率で同じ所をまた痛めます。お子さんの未来を見据えると言うことは、この内的要因の改善を前提とした治療を行うと言うことです。